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しずかちゃんよりのび太で行こう

作成者: 野村泰一|2026/07/21 1:00:01

しずかちゃんと言えば、だれもが知るアニメに出てくるヒロインです。なぜ昼間から頻繁にお風呂に入っているのかということも気になりますが、まずは彼女の行動について考えてみたいと思います。

真面目で思いやりがあって、誰にでも優しいしずかちゃん。正義感もあって、のび太を励ましたり、ジャイアンやスネ夫を諭したりすることもあります。まさに理想のヒロイン。

しかし、しずかちゃんは親の目が届かないところではピーナッツを投げ食いしたり、寝転がって物を食べたりするシーンがあったりします。監視下にない彼女は実は自由な普通の女の子で、理想的なキャラクターにみえるしずかちゃんは厳格すぎる母親のもとに作られた虚像の可能性があるのです。まだ小学校5年生なのに彼女は親の期待に応えようとストレスの中で暮らしていると思われます。となると、のび太君がしずかちゃんの入浴シーンによく出くわす理由がわかる気がするのです。お風呂は解放とリラックスの象徴です。厳しいしつけから解放される唯一の逃げ場が彼女にとってのお風呂場なのではないでしょうか。

一方、のび太は秘密道具を手にすると果敢に自らの意志で行動に移します。ジャイアンのようなどんなに強力な相手であってもです。このような行動の軽薄さがあのアニメの面白さを生んでいます。のび太がもし、「この道具の使い方をママと相談してから使ってみるね」と言ってしまったら、最適なタイミングが失われてしまうでしょう。軽薄さがあるから、すぐに行動できると思うのです。

チャレンジする行動は予測もしない効果を生み、それに関わる人たちを元気にします。データを手順通りにしか利用しないのではなく、「こう使ったら面白いかも」とはみ出すような軽薄な行動は変革の源泉ではないでしょうか。

データ活用には現在の状態をモニタリングし、目標との差異を分析していくというオーソドックスなやり方があります。これは必要なアクションですが、どこか母の期待に応えようとするしずかちゃん的なアクションのような感じがします。データを起点に「おもしろいことはないだろうか」というようなのび太的アプローチを加えてみるのはどうでしょうか。

のび太的なアプローチを実施するには、関係するステークホルダーをとらえておかなくてはなりません。これは「ジャイアンにためそう」とか「スネ夫に使ったら面白いんじゃないか」のように。このようなデータを使ったビジネスデザインはしずかちゃん的アプローチに慣れた人には難しいかもしれませんね。のび太のそばにドラえもんがいるようにパートナーが必要かもしれません。データ総研では来る7月23日に「データ基盤から成果を生み出すためのビジネスデザインセミナー」を開催いたします。一緒に考えてみませんか。

データ基盤から成果を生み出すためのビジネスデザインセミナー

本セミナーでは、新たにデータ総研の顧問に就任した野村泰一が登壇し、データ基盤整備の先にある「成果の実感」を得るためのビジネスデザインのアプローチを解説します。見えない思考の壁や、経営層とのコミュニケーションギャップなど、プロジェクトを取り巻く周辺環境の課題を紐解きながら、真のデータ活用を実現するための6つのステップを公開します。
データ基盤を「コストセンター」から「プロフィットセンター」へと変革したいと願う、すべてのDX・データマネジメント推進者必修の内容です。