データカタログの枠を超えたデータインテリジェンスの実現
メタデータって聞いたことあるけど、具体的にはどのように管理すれば良いのかわからない、何から始めれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
過去に開催した弊社セミナーでは、「データインテリジェンス」とは何か?について概要を解説しました。「データインテリジェンス」とは、「データに関する情報を収集し、さらに有益な情報へと再整理する行為およびその行為の実行主体である組織や人とテクノロジー」のことを言いますが、本セミナーではデータインテリジェンスを実現したい方に向けて、具体的に導入設計から運用までを解説いたします。
企業は、ヒト・モノ・カネの3大経営資源を創意工夫することによって、新たな資源を生み出すことで発展していきます。この先、企業が更なる発展を続けるためには、ビジネスに関わる情報(=データの集合)を適切に収集・蓄積・活用し、3大経営資源をどのように発展させていくかをデータドリブンに分析・計画することが不可欠となります。
また、近年ではデータを異産業で活用するデータビジネスや、新興AIモデルへの学習用途など、横断的なデータ活用は単なる分析用途にとどまりません。データは経営にとって不可欠な第四の資源となり、これを有効に活用すべく戦略的な投資が必要になっています。
さて、昨今データウェアハウスやETL製品を使って統合データインフラ整備に邁進する企業が多く見られます。しかしながら、横断的にデータを活用していくためには、それだけで十分なのでしょうか。「自社が持つデータを有効に活用するためのケイパビリティを備えている」というためには、他に何が必要なのでしょうか?
答えは、データインテリジェンスにあると我々は考えます。横断的なデータ活用の文脈では、「データが生まれた状態(Data as designed)」と「データが活用される状態(Data as actually used)」には必ず差が生じるため、利用者は単にはデータを信頼できず、有効に活用することができません。そこで、発生する認識のギャップを解消するために、「データに関する情報」を収集して再整理、活用するデータインテリジェンスが必要になります。
今回は、データインテリジェンス実践編として、データガバナンスに興味を持たれている皆様に向けて、Quollio Data Intelligence Cloudを使ったメタデータの設計・管理・運用についてご説明します。設計思想や管理の考え方だけでなく、データ活用者にメタデータをどのように届けるかを、Quollioの製品を通して実践形式で計2回のセミナーで存分にお伝えしていきます。
株式会社データ総研
株式会社Quollio Technologies
第1回: Quollio Data Intelligence Cloudを使ったメタデータの導入設計
第2回: Quollio Data Intelligence Cloudを使ったメタデータの運用フローの実装
小川 康二
株式会社データ総研 常務取締役
コンサルティンググループ統括マネージャ
エグゼクティブシニアコンサルタント
早稲田大学人間科学部を卒業後、住宅メーカを経由し、1998年にデータ総研に入社。入社後、一貫してデータ中心アプローチによるシステム化企画/要件定義、近年ではMDM、データ活用基盤、データマネジメント導入を支援。現在までに製造業(組立/素材)、小売業、電気/ガス、鉄/銅鉱業、通信業、派遣業、建設業、賃貸業、金融業(損保/政府系銀行)、官公庁など60以上のプロジェクトを、業界を問わず支援している。教育コース講師、セミナ講師など多数。在籍中にお客様の経営課題の解決を目的にMBA(経営学修士)を取得。現在はコンサルティンググループの統括役員として、新規ソリューションの開発、マーケティング支援も行っている。
<著書>
DXを成功に導くデータマネジメント データ資産価値向上と問題解決のための実務プロセス75
市川 敬一郎 氏
株式会社Quollio Technologies
ソリューション本部 Solution Consultant / プリセールスエンジニア
東芝デジタルソリューションズ、Salesforceを経て2023年11月にQuollio Technologiesに入社。官公庁や民間企業においてシステム化計画の立案、設計、SaaS提案に従事。IoT、CRM、SFA、そしてデータ分析やData Governanceと提案領域を変えながらも、一貫してセールスエンジニアとしてお客様の成功と社会貢献を軸に活動。
<資格>
世界中の情報と知を繋げ、人々や企業が繋がり、新たな価値創造を促進する未来を築くことをミッションとしているデータテクノロジーパートナーです。Quollioは、メタデータ管理技術とソフトウェア開発力を軸に、企業のデータにまつわる経営課題を解決し、社会のデータからの価値創造を促進します。
※都合により、当日の発表内容および講師を変更させていただく場合がございます。ご了承ください。
※ユーザー企業様向けのセミナーにつき、同業者様のご参加はお断りさせていただく場合があります。
データ活用の実現のために、商品コードや、取引先コードなどのマスタ統合を検討されている方
SCMやCRMなどで組織を横断したデータ共有を実現したいとお考えの方
マスタデータ管理を実現するためのポイントを学びたい方
開催日 |
第1回:2024年7月25日(木) 第2回:2024年8月1日(木) |
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時間 |
16:00~17:00 |
費用 |
無料 |
開催形式 |
ZOOMによるウェブセミナー形式 |
マスタ統合/コード統一/MDMセミナーの第二版となる本セミナー開催に伴い、
2021年11月まで開催されていた第一版「DX時代の重点課題!!MDM(マスタデータ管理)を早急に実現せよ マスター統合/コード統一/MDMセミナー~統合マスタ基盤のアジャイル開発~」より、
2021年10月22日開催分の弊社講演部分を全3回に分けて抜粋し、マスタデータ管理実現を成功に導くための最短ルートをご紹介しています!
第1回 『DX時代の重点課題!!第1回 DX実現のカギ、マスタデータ管理とは!? 』
プロジェクトを成功させるためにご理解いただきたい基本的な考え方をご説明します。
(00:04)セミナー概要説明
(01:15)データ総研のご紹介
(01:52)講師のご紹介
(02:32)MDMを取り巻く背景
(02:48)なぜDXの推進上、MDMに注目が集まるのか?
(07:00)MDMはDX実現のカギ
(09:35)マスタデータとは何か?
第2回 『DX時代の重点課題!!第2回 マスタデータ管理システムの基本機能とは!?』
マスタデータ管理システムについて詳しくご説明します。
(00:04)MDMシステムに求められる基本機能
(02:13)マスタデータ整備方式
(04:40)マスタデータ整備の問題
第3回 『DX時代の重点課題!!最終回 マスタデータ管理実現の壁とは!?』
マスタデータ管理システム実現に向けた課題についてご説明します。
(00:04)MDM実現の壁
(00:47)1.目的設定の問題
(03:21)2.範囲/粒度の問題
(05:59)3.検討体制の問題
(07:16)4.進め方の問題
(08:56)データ総研のMDMサービス紹介
(09:16)データ総研のデータプレパレーションツール紹介
動画の投影資料をダウンロードいただけます。