ドラえもんといえばポケットが気になりますが、首元にある大きな鈴も存在感ありますよね。しかし、音も聞いたことないし、何かに使っているシーンも見たことないですよね。あの鈴は正式には“ネコ集めすず”といい、ただの鈴ではありません。「ニャーン」という音が出て、猫を集めることができる秘密道具の一つなのです。
でも、ドラえもんのは故障中ということで、実際にネコを集めることには使っていないのです。
むむっ、なんか疑問がわいてきませんか。
道具ならば、ネコを集めたいときに使えば良くて、ポケットに入れておけばいいはず。ましてや故障中ならつける必要なんて無いと思います。それにポケットに入れておけばセキュリティ的にも安心だと思うのです。
調べてみると、身につけているのは、あの鈴には別の大事な役割があるからだということがわかりました。あの鈴にはネコとしての本能を抑制する役割があり、長い間つけないでいると野良猫のような勝手な行動をしてしまうんだそうです。なるほどと思って調べてみると、ドラミもつけているし、ドラえもんズといわれる類似キャラたちも鈴的なものをつけていることがわかりました。私たちがなんとなく見過ごしているものの中には実は大事な役割があるっていうことってあるんですね。
さて、私たちも同じ業務やサービスを続けていると、それを当たり前のように感じてしまい、数字がちょっと増えたとか減ったとか、そんな変化でしかとらえなくなってしまいます。責めているんじゃありません。人間ってそういうものなのです。
「じゃあ、このままで」と思ってしまったら、鈴のないドラえもんのようにガバナンスの利かない状態になり、多くの生き物がもつライフサイクルと同じように、いつか消えてなくなるかもしれません。
でも、「ドラえもんの鈴って何のためにあるの」という投げかけから分析や探究が始まり、新たな知識を得るということを経験しましたよね。
いつものメンバーが、いつものテーマを、いつもの会議スペースで、いつもの思考プロセスで考えても結論はいつも同じになるのは当たり前のことです。いつもとは違う材料や考え方を入れることで、議論は変わる可能性があります。その時大事なのは、「あの鈴は何」と気づける目だと思いますし、その気づきを拾える心だと思います。
データ総研では来る9月29日に「ワークショップからの課題解決」というワークショップスタイルのセミナーを開催いたします。
ネコ集めすずは鳴りませんが、是非参加してみてください。
