世界中のデータマネジメント・プロフェッショナルの育成に向けて様々な教育コンテンツを提供している「DATAVERSITY」と、同じく、世界中のデータマネジメント活動の推進・実践に向けて様々な取り組みを行っている「DAMA International」が年1回共催する、世界中のデータ研究者、専門家、ビジネスパーソンのための大型カンファレンス「Enterprise Data World」。
第23回目を迎えた今回は、アメリカのボストンで1週間に亘り開催されました。
筆者は今回、初めて参加しましたが、何よりも圧倒されたのは参加者の多さとその「熱量」です。参加者一同が会するレセプション会場には1,000名近くの参加者が集まっていました。そしてその殆どが、データの研究者、技術者、専門家であり、CDOやデータアーキテクト、データスチュワードと呼ばれる方々でした。
どの講演も、しばらくすると参加者の手が挙がり、講演者に向けての質問、時には意見交換が始まります。なかには、自身の見解を熱く語られる方もいらっしゃいましたが、講演者の方も慣れた感じで丁寧に対応されておりました。しかし、質問の数は1人や2人ではなく、気が付けば講演時間が足りずに最後は駆け足しで・・・というケースが多かったように思います。また、半数とは言わないまでも、女性の方が多く見受けられたのも印象的でした。
さて、肝心の講演内容ですが、今回は以下をテーマにした講演が多かったように思います。
- データカタログ
- GDPR
- アジャイル開発におけるデータモデリング
また、近年活動が本格化している「機械学習」に関する講演や、「データ〇〇の実践」といった実践事例の報告も多くみられました。注目ワードは「データセキュリティ」です。GDPRもそうですが、EU以外の地域でも個人情報の管理に関する法律の制定が進んでいるらしく、その対応策について注目を集めていました。
これらの内容の幾つかについては今後、弊社メールマガジン、ブログ等でレポートを上げていきますので、どうぞご期待ください。
会場の雰囲気のせいか(歳のせいか。汗)部屋に戻っても「興奮、冷めやらず」で、この1週間は2~3時間しか眠れない日々でした。しかし、色々なデータの専門家と出会い、多くの刺激を受け、人生の中でも「貴重な経験をした」と胸を張れる1週間でした。