DRIブログ

金融機関の顧客・商品管理

MDM/データ統合
Closeup portrait happy, smiling business woman, bank employee holding piggy bank, isolated outdoors indian autumn background. Financial savings, banking concept. Positive emotions, face expressions

今回は金融業界における「顧客」マスタについて考えていきます。

金融機関ではあらゆる取引や契約を行う際に口座が開設されます。口座の単位で口座番号が発番され、勘定系をはじめとしたあらゆるシステムでこの番号が認識されています。口座は、顧客側の都合で自由に設定されるため、1人の顧客が複数の口座を保有するケースが多々あります。

従来、金融機関では口座は管理するものの、この1人の顧客(単一顧客)を認識してきませんでした。しかし昨今、こんなケースで単一顧客を管理する必要性に迫られています。

  • 制度対応:銀行におけるペイオフ対応、証券における特定口座制度等、行政への報告業務を行う際に単一顧客の単位で顧客を認識する必要がある。
  • CRM推進:顧客の資産や負債内容を単一顧客の単位で把握し、ニーズ・ライフスタイルに合わせた提案を行う。
  • コンタクトチャネルの多様化:コールセンターへコンタクトした顧客の問い合わせ内容を全支店で情報共有する。インターネット取引のログインを、複数口座シングルサインオンで可能にする。

こういったテーマに対応するためには、単一顧客の登録管理業務を行い、全システムで共用することが理想的です。ただし、その行為は既に口座中心に構築された勘定系システムを1から作り直すことに等しく、どの金融機関もそこまで手を付けられていません。よって、各社とも情報系システムや個別業務システムの中に閉じて、単一顧客マスターを名寄せ処理等で作成し、業務固有にメンテナンスしているのが現状のようです。

同内容に関連して、弊社ホームページ上にリーフレットを掲載していますので併せてご覧下さい。

「MDM(マスターデータ管理)実践ケーススタディ~金融顧客統合編~」
http://www.drinet.co.jp/technology/download/index-mdm.html

CTAタイトル

thu

CTAの説明入るCTAの説明入るCTAの説明入るCTAの説明入るCTAの説明入るCTAの説明入るCTAの説明入るCTAの説明入る