5月28日に第1回の「伊藤洋一から学ぶマスターデータマネジメント実践コース」を開催しました。
今回は製造業のIT部門でマスターデータマネジメントを検討しているリーダー、メンバーの方に受講いただきました。
本ブログでは、第1回の研修の様子を紹介いたします。受講を検討中の方はぜひ参考にしてください。
伊藤洋一から学ぶマスターデータマネジメント実践コース
本年度は、7月23日、10月22日、2025年1月28日に開催いたします。
次回の7月23日開催回の申込期限は7月16日となっております。
受講をおすすめ する企業 |
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受講をおすすめ する方 |
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価格 | 150,000円/1名(税別) | 開催形態 | オンライン |
目次
オリエンテーション
講師からは、最近のマスターデータマネジメントの動向や本研修の背景や目的を解説しました。受講者からは受講の目的を共有いただきました。
研修の背景:
マスターデータマネジメントの肝は、各部門で認識が異なるマスターデータについて、共通認識をつくることです。
共通認識をつくるには、各部門を互いに理解することが必要ですが、そのためにインタビュー力のあるファシリテーターが必要です。本研修の最大のメッセージは、「良いファシリテーターを社内で育てましょう」です。
書籍「DXを成功に導くマスターデータマネジメント」の復習
書籍の復習は、講師の一方通行の解説ではなく、説明と受講者との質疑応答を繰り返すインタラクティブな形で進みました。疑問に思ったことを納得できるまで聞けるので、効率よく理解が進みます。
演習
本研修では、3つの演習を行ないました。各演習前に、演習に必要な前提知識の解説をするので、事前に書籍を一通り読んでいただければ、書籍の内容がしっかりと頭に入っていなくても問題ありません。
演習①:ビジネス要件からマスターデータマネジメント要件とデータマネジメント施策を導く
演習①では、架空の家電メーカーA社の経営戦略や目指す姿をインプットに、マスターデータマネジメント要件とデータマネジメント施策を導出しました。
演習についての講師からのフィードバック中には、受講者から「各システムのデータとMDMシステムでどのようにデータ連携していくのか、目的別にマスターデータを保持してもいいのか」といった質問をいただき、講師がホワイトボードを使って解説しました。
演習②:マスターデータの登録画面やインタビューを通じて、現状の可視化を体験
前提知識として、データモデルについての簡単な解説と、データモデルを使った、現状のマスターデータの可視化や業務担当者へのインタビューの観点を解説しました。
演習②では、マスターデータの登録画面を見て、業務担当者にどのようなインタビューをするか検討をしました。また、現状のデータモデルから各エンティティがどのような定義なのか仮説を立てました。
演習③:データマネジメント施策に優先順位をつける。また、永続的な活動を前提とした組織体制案を検討
前提知識として、マスターデータマネジメントのリーダー、データオーナー、データスチュワード、データアーキテクトといった役割と業務内容を解説しました。
演習③では、演習①で作成したデータマネジメント施策に優先順位を付け、実行までのロードマップを作成ました。
また、データセキュリティ、データ品質、メタデータ、データ連携、データモデルといった領域を考慮に入れ、永続的なマスターデータマネジメント活動のための組織体制を検討しました。
受講者からは「IT部門の社員がマスターデータマネジメントに取り組むと、キャリアとしてどのようなメリットがあるのか」という質問をいただき、講師が解説しました。
伊藤洋一から学ぶマスターデータマネジメント実践コースのご案内
本年度「伊藤洋一から学ぶマスターデータマネジメント実践コース」は、7月23日(火)、10月22日、2025年1月28日に開催いたします。
次回の7月23日開催回の申込期限は7月16日となっております。
受講をおすすめ する企業 |
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受講をおすすめ する方 |
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価格 | 150,000円/1名(税別) | 開催形態 | オンライン |
※「DXを成功に導くマスターデータマネジメント43」を読んで頂いた方に水準を合わせて研修を行いますので、受講にあたっては、事前に読んでいただくことをお願いしております。