2018年、そして2020年に発表されたDXレポートをきっかけに、日本の各企業でもDXへの取り組みが益々盛んになっています。しかし実際には、DXを推進する専門組織を立ち上げたものの、その役割が曖昧で何をしたら良いのか分からない、その成果を測る方法が分からないといった悩みを抱える企業も増えています。
一般的に「DX推進組織」の役割は①日々のデータ活用を推進することと認識されています。しかし当社では②データ資産の価値を向上することもまた、DX推進組織に期待される重要な役割であり、企業のDXを実現する上でこの両方を果たすことがポイントであると考えます。
①日々のデータ活用の推進
DX推進組織は、データの視点から活用の施策を提案したり活用のナレッジを広めたりすることで、企業全体のデータ活用を推進し、企業の売上向上やコスト削減に寄与します。
②データ資産の価値向上
①を達成するために、DX推進組織は常にデータを活用可能な状態に維持しなくてはいけません。具体的には、データ活用の目的に応じて設定したデータ品質の目標値を下回ることが無いように、データ品質に関する課題に対処します。さらにプライバシーやデータ保護に関するリスクの観点からも、企業内外から集めたデータを資産として適切に管理する必要があります。
DX推進組織の役割を果たすためにはデータ品質の維持と改善が避けて通れません。DX時代においてデータ活用を推進し企業に貢献するためには、データが活用できる状態になっているか否かを測る「狭義のデータ品質」だけでなく、その管理方法の良し悪しを測る「広義のデータ品質」の向上が必要になります。そしてこの2つのデータ品質を測ることで、DX推進組織の成果もまた、定量化できると考えます。
また昨今では、現実空間を仮想空間上に再現する「デジタルツイン」や、データを貯蔵・取引するための「情報銀行」「データ取引市場」のような取り組みが、国を挙げて始まっています。そのため今後はデータを活用する局面がさらに広がり、データを活用できている企業とそうでない企業の差も、拡大していくと考えられます。
本ウェビナーではDX推進組織の役割、DX時代に測るべき「狭義・広義のデータ品質」とは何か、DX推進組織の成果を測定・改善するポイントを、事例を交えてご紹介いたします。
DX推進をミッションとしている方
DX推進組織に所属しており、具体的な成果を求められている方
自社内のデータの統制・管理をカイゼンしていきたい方
開催日 |
2023年2月17日(金) |
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時間 |
15:00~16:00 |
主催 |
株式会社データ総研 |
費用 |
無料 |
開催形式 |
ZOOMによるウェブセミナー形式 |