データ活用を推進するというミッションを掲げているIT部門/DX部門は、この数年で急増しています。
このような組織では、データのサイロ化という課題に注目し、
まずは業務横断のデータ基盤を構築したケースは多いでしょう。
しかし、「データ基盤を構築したから、データを分析して、成果を出してくれ」と
データ活用を担う業務部門に伝えただけでは、データ活用で成果を出せるケースは少ないです。
DX部門やIT部門主導でデータ基盤を整備したため、業務部門が求めるデータが基盤上に用意されていない場合があります。
初めから求められるデータすべてを用意するのは困難なので、
データ基盤構築後に、どんなデータが必要か業務部門にヒアリングする必要があります。
しかし、業務部門にヒアリングしても、なかなか判然とした答えが返ってこないケースが多いです。
業務部門自身がどんなデータが必要か分からないからです。
業務部門が必要なデータを要求し、要求どおりにデータを用意したとしても、成果につながらないケースもあります。
なぜ「業務部門自身がどんなデータが必要か分からない」、「業務部門が要求したどおりにデータを用意しても、成果につながらない」のでしょうか。
「データ活用をしよう」といって、いきなりデータを眺めたり、やみくもにデータをいじっても、なかなか成果にはつながりません。
データ活用で成果を出すためには次のサイクルを回すことが有効です。
「ビジネス課題の設定」→「仮説構築」→「必要なデータを定義」→「データ分析」→「仮説検証」→「振り返り」
必要なデータを定義したものの、データが用意されていなければ、必要なデータを要求します。
このサイクルを回すことで、
・業務部門自身がどんなデータが必要か分からない
・業務部門が要求したどおりにデータを用意しても、成果につながらない
といった事態が起こらず、データで成果を出すことができるようになります。
【受講者の達成目標】
データ活用のサイクルを学び、疑似体験することで、データ活用のための適切なデータ要求ができるようになる。
【受講対象者】
・データ活用をこれから始める業務部門のリーダー、メンバー
・データ活用をしているものの成果がでない業務部門のリーダー、メンバー
・業務部門に対し、データ要求の方法やデータ活用の方法を伝えたいIT部門/DX部門
【内容】
データ活用を実践するために必須となる以下の項目
1.ビジネス課題の設定
2.仮説構築
3.必要なデータを定義
4.データ基盤の整備を依頼
を、講義と演習を通じて理解できるような構成となっています。
・データ活用概論
データ活用の方法の講義
・演習1:仮説を立ててみる
仮説検証型アプローチの演習
・演習2:データモデルで表現してみる
演習1で考えた内容をデータモデルで表現する演習
・まとめ
データ活用・データマネジメントの関係の解説、講義の振り返り
1.データ活用未経験者歓迎
「データ活用とはなにか」から説明しますので、データ活用未経験者でも問題ありません。
2.実践的な力が身につく
講義と具体例を使った演習と講師との対話により座学だけは身に付けづらい実践的な力がつきます。
3.仮説検証型のアプローチ
「今あるデータから何が言えるか」ではなく「立てた仮説を検証するために必要なデータは何か」を考えます。
4.圧倒的な経験と実績
1985年の創業以来、データマネジメントをリードするコンサルティングファームとして、
我が国のトップカンパニー300社以上をご支援し、1,300件を超えるプロジェクトを成功に導いてまいりました。
時間:3時間
開催形式:オフラインが望ましい
内容:講義、演習
費用:500,000円(10名様まで)※演習のカスタマイズ費用については別途ご相談ください
形式 |
個社開催 |
時間 |
3時間 |
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内容 |
講義、演習 |
2020年頃からDX推進を経営戦略として掲げる企業が急増しました。DX推進には、データを資産として認識し、データという客観的な事実に基づき経営の意思決定を行っていく「データ駆動型経営」へのシフトが必須となります。
しかし、多くの企業では、「DXの必要性は理解したが、具体的に何から手をつければ良いのかわからない」というのが実情です。DX推進のはじめの一歩は、部門横断のデータマネジメント組織を立ち上げ、経営戦略で掲げた目標に早くたどり着くように施策を考え、実行することです。これと併せて、データを適切に利活用するためのデータガバナンスを浸透させていくことがポイントとなります。
データマネジメント組織を立ち上げ、データガバナンスが浸透した状態を目指すにあたって、まず何から始めるべきでしょうか。これに対して明確な答えを出せる方はあまり多くないと思われます。データマネジメントのデファクトスタンダードとなっているDMBOK(第2版)を読んでも、データマネジメントの考え方・知識に関する理解は深まりますが、データガバナンスを推進するにあたり、具体的にどのような活動が必要で、それをどうタスクに落とし、進めていくべきかの記載はありません。
本研修では、データマネジメント・データガバナンス推進のために行うべき活動の全体像を掴んでいただきます。そして、その中でどのようなタスクが必要かを明確に示します。
データ総研の35年以上にわたる「データマネジメント」のコンサルティング経験から得られたスキルやノウハウを、
教育理論に基づいて体系化した研修コースのパンフレットです。
内容:データ活用の方法の概観と仮説検証アプローチをご紹介します。