ビッグデータやIoT、AIなどITの進展に伴い、「データ」を効果的に活かせるかどうかがサービスの良し悪しを左右する大きな要因の一つとなっています。これまで業務の副産物として扱われてきたデータですが、これからはヒト・モノ・カネに続く重要な経営資源として、守りと攻めの両面から投資を行い、適切に取り扱えるようにしていくことが求められてきています。
企業の資源・リソースはそれぞれの性質や特徴に合ったマネジメントが必要です。例えば人財であれば、入社した後はほったらかし、という訳にはいきません。人材育成という言葉が定着しているように、入社してから退社するまでの間、継続的に人財価値を高めるための「マネジメント」が欠かせません(図1)
一方、データはどうでしょうか。既に重要な経営資源の一つとして認識されているはずのデータですが、データという資源の性質からツール導入が先行し運用面が追い付いていなかったり、属人的で組織的にリスクヘッジできていない体制だったり、業務や経営への貢献という点でも、「マネジメント」というには程遠い状態であることが実態です(図2)
データは各サービス横断で利用される共有資源です。
共有資源であるデータを適切にマネジメントし継続的に資産価値を高めていくためには、ツールを導入するだけでは片手落ちで、規約やルール・人財・役割・体制・運用方法などを組織横断的に整備・構築しなければいけません。
データマネジメントを導⼊しデータの資産価値を⾼める
目指す姿はデータガバナンスチームがルールを決め、データマネジメントチームが実⾏し、プロジェクトや⽇々の活動でデー
タが有効に登録・連携・提供・活⽤される状態です。(図3)
そして各活動に必要な定義情報や活⽤の実績などをメタデータとして蓄積することで、データの資産価値を算定する
⾜掛かりにできます。(詳細はホワイトペーパー「DX推進につなげるためのデータ資産価値算定」を参照ください)
データ総研では、お客様のデータ資産価値を向上させるために、以下のサービスを提供しています(各サービスの具体的な内容は、関連ページを参照ください)。
例えば、「⾃社におけるデータマネジメントに関する取り組みを評価してから改善⽅針を決めたい」という場合は、「データマネジメント・アセスメントサービス」をご利⽤いただくと良いでしょう。また例えば「データを分析するための仕組みを構築したい」と⾔う場合は、「エンタープライズ・データモデル設計⽀援」や「データカタログ設計⽀援」から始めていただくように、すでに課題が明確な場合は、課題に応じた個々のサービスをご検討いただければ幸いです。
すでに課題が明確になっている場合