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なぜデータHUBシステムが必要なのか?

2018/08/21 10:00:00 / by 佐藤 健司

最近の基幹系システム再構築、SoESystems of Engagement:顧客と繋がるためのシステム)の構築やビッグデータ分析などのプロジェクトには、‟システム間連携の見直しという共通テーマがあります。そして、それらのプロジェクトをきっかけにして「データHUBシステム構築プロジェクト」を立ち上げるケースが増えています。

データHUBシステムとは、複数のシステム間インターフェースを一カ所で管理するシステムのことです。企業が必要とするデータを1ヶ所に集めて、欲しいシステムが欲しいタイミングで取り出せるような仕組みを持ちます。

それにしても、なぜデータHUBシステムが必要なのでしょうか?

「保守運用するIT子会社に依頼すれば、必要なシステム間インターフェースは構築して貰える」とか、「1ヶ所にインターフェースを集約するために、開発における様々なリスクも集中してしまう」等々を考えると、割に合わないような気もします。

そこで本稿では、データHUBシステム構築に関わった経験から、各企業がデータHUBシステム構築を決断する理由を考えてみます。

  1. 旧来の企業情報システムの限界
    個別にシステムを構築したために、個々の情報システムをインターフェースするコストがかさんでしまいます。(例えば外部システム/データとの連携、企業・事業の吸収合併への対応 等)分析ニーズに応えるために、区分値の洗い替え等の情報系システム側運用負荷が増しているケースが散見されます。また、標準化された軸による分析を行おうにも、時間と手間がかかる割には正確さを欠いているケースもよく見られます。システム再構築をきっかけにこれらを解決する手段を講じる必要があります。
  2. デジタルトランスフォーメーション(DX)への対応
    昨今の企業情報システムは、DX対応のために事業部門主体で構築するSoEと、IT部門が保守運用するSoRSystems of Record:基幹系システムに代表される、記録のためのシステム)に大別されます。システムから得られるユーザーエクスペリエンス(利用者の体験)を優れたものとするには、開発主体の異なるそれぞれのシステムを、必要なタイミングで連携できるような仕組みを備えておく必要があります。
  3. データサイエンティストによるデータ分析
    構造の与えられてないデータにタグを付け格納する仕組みとしてデータレイクがありますが、そこから企業独自の価値を取り出すためには、企業内に存在する構造化データとどう組み合わせて統計解析を行なうかが鍵になります。システムアークテクチャ的には②と重なる部分がありますが、非構造化データと構造化データをまたがる分析をタイムリーに実施できるような仕組みが必要になります。

美しいデータ/システムアーキテクチャを実現することは、企業の持続的な成長を支える上で必要不可欠になりつつあります。

もしも皆さまの企業で上記に該当することがあれば、ぜひデータHUBシステム構築にチャレンジされることをお勧め致します。ご興味を持たれた方は、弊社の「DX実現に寄与する データHUB導入セミナ」の受講をぜひご検討ください。

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佐藤 健司

Written by 佐藤 健司