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擬似統合と抜本統合

MDM/データ統合
close up of a puzzle game parts

今回はMDMの大きな特徴である「擬似統合と抜本統合」についてです。

MDMの中核は「マスタ統合」ですが、そのテーマ自体は決して新しいものではありません。当社も昔から多くのプロジェクトに関わってきました。
ここ最近、EAIツールの技術をマスタに対して応用した「MDMツール」が登場し、「MDM」という言葉で注目を集めていますが、従来のマスタ統合と何が違うのでしょうか?

この問いに対する一つの答えが、「擬似統合と抜本統合」です。

統合マスタ側で統制したマスタを全てのシステムが利用するのが抜本統合です。個別のシステムが独自に管理している状態よりも、統合マスタによって統制された冗長や不要な変換を排した状態がコストも抑えられる理想的な状態でしょう。
しかし、長い目で見れば統合するのが理想だとわかっていても、個々の業務に合わせて動いている個別システムを横断的に統合するのは難しいのが現実です。そこで擬似統合という考え方を採用することになります。

擬似統合とは、統合マスタを使用するシステムと従来の個別マスタを使用するシステムを、ツールを介して擬似的につなぎ、システム再構築のタイミングに合わせて統合マスタの使用範囲を拡大する方法です。擬似統合によって段階ごとの対象範囲をコンパクトにすることが可能になるため、抜本統合への一歩目を踏み出しやすくなるというわけです。

参考情報

マスタ統合/コード統一/MDMセミナー

多くの企業ではDX化を推進し、ビジネスに関わるあらゆるモノ・コトがデータ化されるようになりました。そして、それらのデータを分析することで、現状業務の更なる見える化や将来の予測など、ビジネス上の意思決定に活用されています。
しかし同時にクローズアップされたのが、商品、取引先などのマスタデータやコードの統合管理がなされておらず、いくら情報を集めても、それらを視点軸とした情報活用ができないという問題です。

第1部では、マスタデータやコードを統合しようとする際には、プロジェクト上に多くの解決すべき課題が存在します。このセッションでは、プロジェクトを成功させるためにご理解いただきたい基本的な考え方と、DX時代のMDMプロジェクトの進め方について、その要点をご説明します。

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